粉末洗剤製造ライン
粉末洗剤製造ライン
洗濯用粉末洗剤の製造および成形工程は、主に高塔スプレードライ法と造粒法に分けられます。
高塔スプレードライ法では、洗剤原料を水と混合し、適切な粘度を有するスラリーを調製します。このスラリーをろ過・加圧した後、乾燥塔の上部から噴霧します。同時に、塔の下部から高温の乾燥空気を導入します。
乾燥塔内では、落下する洗剤スラリーの微粒滴が上昇する熱風と十分に接触し、乾燥されることで中空構造の顆粒となり、包装工程に供されます。
造粒法は、固体粉末の流動化方式により、攪拌造粒方式や気流造粒方式などに分類されます。
造粒法では、洗剤配合中の一部原料を所定の比率で混合し、造粒装置によって顆粒化します。その後、粉砕・ふるい分けを行い、粉末を包装機へ搬送して包装します。
粉末包装機は、流動性の低い微粉末を小袋に自動包装する用途に適しています。製袋、計量、充填、シール、重量選別までの工程を自動で行い、精密な設計により製品品質および生産量の最大化を実現します。